患者さんの立場に立って、政策や制度面から問題解決に取り組む活動を「患者アドボカシー活動」と言います。そしてその活動に取り組む人々を私たちは「患者アドボケート」と呼んでいます。「患者アドボカシーカレッジ」は、患者アドボケートに向けた学習プログラムです。(目次は下記をご覧ください)これまで市民医療協議会が患者アドボケートの皆さんから学んだ様々な知恵、各界の有識者から学んだ知識などを、初心者向けにまとめました。当事者である患者さん・ご家族・ご遺族・支援者のみならず、当事者と協働して問題解決に臨む政治家、行政担当者、医療提供者、企業関係者の皆さんにも活用いただきたいプログラムです。
本サイトは、日本医療政策機構 市民医療協議会が運営していたサイトです。
市民医療協議会の活動は、2014年6月末日をもちまして終了いたしました。これまでご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
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これまで患者アドボカシー活動は、HIV対策、がん対策など、さまざまな分野で実績を上げてきました。その内容は、法律の制定、検討会の設置、対策の実施、予算の増加など、多岐にわたっています。国民やメディアの期待も高まっていますし、政治家や行政の幹部からも待望論が生まれています。それは、これまで活躍してきたアドボケートたちの当事者意識を持った責任ある行動、関係者と議論できるだけの政策知識、患者目線での政策提言などが評価されているからです。
そのアドボケートからの学びをテーマごとにまとめたものが、「患者アドボカシーカレッジ」プログラムです。このプログラムが目指すところは、受講された皆さんが、医療政策議論に参画し、患者・地域・医療現場のための政策を作り、実行し、その成果を実感できるようになることです。
最初は誰もが素人です。ブックレットを読んで、少しずつ学習してみてください。
序章
はじめに
第1章
アドボカシー活動のときに
第2章
異なる立場と協働するときに
第3章
政策立案と評価のときに
第4章
団体運営のときに
[寄稿] 日本ファンドレイジング協会
代表理事 鵜尾 雅隆
[寄稿] 日本ファシリテーション協会
フェロー 堀 公俊
[寄稿] 東京大学公共政策大学院
医療政策教育・研究ユニット
特任研究員 吉田 真季
第5章
政策決定プロセスに参画するために
第6章
地域医療計画に提案するために
第7章
疾病・事業の対策を改善するために
[寄稿] 全国脳卒中者友の会連合会
理事長 石川 敏一
[寄稿] 横浜市立みなと赤十字病院 心臓血管外科
部長 田渕 典之
[寄稿] 患者の声協議会
副代表世話人 伊藤 雅治
[寄稿] 神奈川県厚木市精神障害者家族会
(フレッシュ厚木) 理事 上森 得男
7-6 難病
[寄稿] 特定非営利活動法人
千葉・在宅ケア市民ネットワーク ピュア
代表 藤田 敦子
第8章
リサーチ(医学研究)アドボケートになるために
[寄稿] 日本製薬工業協会
患者団体連携推進委員会
8-2 統計の知識
[寄稿] 大阪大学大学院 医学系研究科 環境医学講座
教授 祖父江 友孝
[寄稿] 国立がん研究センター 企画戦略局長
同 中央病院 乳腺・腫瘍内科 藤原 康弘
[寄稿] 国立がん研究センター
早期・探索臨床研究センター 臨床試験支援室 佐藤 暁洋
[寄稿] 日経BP社
日経メディカル 副編集長 北澤 京子
8-7 ドラッグラグ
[寄稿] 東京大学公共政策大学院
特任教授 大西 昭郎
※お手元で受講記録を取るためのメモとしてお使いください。(PDF)