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[がん政策レター 2010/04/20 (第15号)] 『みんなで作るがん政策』が、厚労大臣に提出されました

配信日付:2010年04月20日

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■□   がん政策レター   □■         日本医療政策機構 市民医療協議会
――――――――――――――――――        がん政策情報センター
                
がん政策レターでは、各地の「がん患者アドボケート」による活動やがん対策の好
事例を紹介し、がん医療の“均てん化”を目指します。

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■今週のレター■

[1]センター長コラム
[2]がん対策レポート
[3]インフォメーション
[4]がん対策トピックス
[5]がん対策ニュース

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[1]センター長コラム

●『みんなで作るがん政策』が、厚労大臣に提出されました

 これまでのこのコラムでもご紹介した『平成23年度 がん対策に向けた提案書~み
んなで作るがん政策~』が、4月9日に、長妻昭厚生労働大臣に手渡されました。この
提案書は、全国の患者・現場・地域の約1000人、のべ7500件の意見を集め、140本の
施策(予算74本、診療報酬29本、制度改正37本)にまとめたものです。長妻大臣は、
「よく読ませていただき、必要な予算を反映させていただきたい」と、受け止めてく
ださいました。4月、5月、6月は次年度の国の予算が省内で議論される時期です。8月
には厚労省から財務省への概算要求として内容が明らかになります。2011(平成23)
年度のがん対策予算に、提案書の内容がどう反映されるか注目されます。

 4月10日から3日間、「がん政策サミット2010春~患者と議員が作るマニフェスト
~」が開催(主催:日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センター)さ
れ、全国31都府県から48人の患者リーダーたちが集まりました。10日と11日には、
『みんなで作るがん政策』を参考に、多くのグループワークを重ねたうえで、『患者
が提案するマニフェスト案』を取りまとめました。これは「総合マニフェスト」と10
の「分野別マニフェスト」から構成されています。また、分野別マニフェストには、
必要とされる一連の施策のうち、みんなが最も重要と考えた施策が3つずつ例示され
ています。全国の患者関係者がいっしょに作った統一推奨施策案となったといえるで
しょう。4月12日には国会議員15人と秘書19人が参加して、議員勉強会を行いまし
た。『患者が提案するマニフェスト案』を作成した患者アドボケートから説明を行
い、議員に手渡しました。

 患者関係者からがん対策の充実を訴えることの大切さが共通認識となってきていま
す。ただ、これまでは、その際、何を訴えればよいのかという疑問や迷いもあったこ
とでしょう。今回、『みんなで作るがん政策』と『患者が提案するマニフェスト案』
が出来たことで、みんなで訴えるべき「内容」が、明確になってきたわけです。ぜ
ひ、両方を熟読してみてください。そして、がん対策を大切だと思う方々が、患者関
係者、医療提供者などの立場を超えて、力を合わせてその内容を広く説明していくこ
とが重要だと考えられます。(センター長 埴岡 健一)

■参考サイト

>>平成23年度 がん対策に向けた提案書~みんなで作るがん政策~
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=150573

>>第12回がん対策推進協議会議事次第
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/s0311-8.html

>>厚生労働省がん対策推進協議会 提案書取りまとめワーキンググループ
http://gan-working.net/

>>がん政策サミット2010春
http://ganseisaku.net/impact/events/gan_summit/gan_summit_2010_spring/

>>がん政策サミット2009秋
http://ganseisaku.net/impact/events/gan_summit/gan_summit_2009_autumn/


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[2]がん対策レポート

今回はがん対策レポートをお休みさせていただきます。
次回をお楽しみに。


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[3]インフォメーション

●「がん政策サミット2010春~患者と議員が作るマニフェスト~」を開催しました

 2010年4月10日から12日の3日間にわたり「がん政策サミット2010春~患者と議員が
作るマニフェスト~」を開催いたしました。本サミットは、国及び31都府県における
「がん対策推進協議会」および「がん診療連携協議会」などの患者関係委員を主とす
る48人の患者リーダーが一堂に会する会議で、今回で3回目を迎えました。

 4月10日は、総合マニフェストと分野別マニフェストをまとめるため、グループ
ワークを行いました。参加者全員が“目指す姿”について、事前に作成してきた文案
を持ち寄り、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにして)を明確にし
たうえで、一つの文案に集約させていくといった作業を行いました。

 4月11日は、分野別マニフェストを実現するために、最も有効な施策例を選ぶ作業
をグループワークで行いました。なお、施策については、厚生労働省がん対策推進協
議会が、タウンミーティングやアンケートにより全国の患者・現場・地域の意見をも
とに取りまとめた『平成23年度 がん対策に向けた提案書~みんなで作るがん政策
~』に掲載されている案(「予算」74本、「診療報酬」29本、「医療制度」37本の総
計140本)を参考にしながら、「効果の高さ」と「実現性の高さ」の2点を評価軸とし
て、最も有効と思われる3本を選んでいきました。この日は、国会議員の方々にもご
来場いただき、がんへの思いや、がん対策への志などを語っていただくとともに、参
加患者との意見交換などを通じて、患者主体のがん対策への理解を深めていただきま
した。

 4月12日には、議員勉強会を開催しました。この議員勉強会では、「患者が提案す
るマニフェスト案」について、参加患者アドボケートから発表を行うとともに、国会
議員からの質疑を受けたうえで、患者アドボケートから国会議員へ提出会を実施いた
しました。会場には、多くの国会議員や秘書の方がご来場くださり、患者さんの発表
に耳を傾けられ、活発な質疑応答となりました。

>>がん政策サミット2010春
http://ganseisaku.net/impact/events/gan_summit/gan_summit_2010_spring/

>>がん政策サミット2009秋
http://ganseisaku.net/impact/events/gan_summit/gan_summit_2009_autumn/

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●「地域発:がん対策市民協働プログラム」よりお知らせ

  2009年に活動した全12プロジェクトの成果を「地域発:がん対策市民協働プログラ
ム~地域から生まれる好事例2009~」にまとめました。各地の好事例を多くの地域で
共有し、参考にしていただくことで、全国に普及できるモデルに育てることを目標と
しています。なお、個別のレポートは、各プロジェクトのページからもダウンロード
することができます。

>>「地域発:がん対策市民協働プログラム~地域から生まれる好事例2009~」
http://ganseisaku.net/impact/gan_coproduction/about.html

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●「地域発:がん対策市民協働プログラム」全国プロジェクトよりお知らせ

 全国プロジェクト「働き世代のがん患者・体験者に対する就労・雇用支援プロジェ
クト」では、就労問題フォーラム「がんと一緒に働こう~治療を続けながら働くコツ
~」を開催します。働き盛りのがん経験者が遭遇する、社会・経済的、身体的、精神
的な課題を取り上げ、様々なステークホルダーが「がん経験者が働き続けるために必
要な制度や思想」についてディスカッションを行います。

対象:一般(患者・家族、医療従事者、行政、企業、メディア、その他)
日時:5月1日(土)13時00分~16時15分
会場:SPAZIO2(最寄駅:恵比寿駅)
   http://www.cassina-ixc.com/ja/event_space/
参加費:1,500円(当日テキスト代含む)

>>参加の申し込みは下記ページよりお願いします。
http://www.cancernet.jp/eve100501.html

>>詳細については下記ページをご参照ください。
「働き世代のがん患者・体験者に対する就労・雇用支援プロジェクト」のページ
http://ganseisaku.net/impact/gan_coproduction/2010/zenkoku/zenkoku.html


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[4]がん対策トピックス

●都道府県のがん検診受診率を掲載しました

 がん対策推進基本計画(2007年6月 閣議決定)では、がん検診の受診率が欧米諸
国に比べ低いことも踏まえ、5年以内に、がん検診受診率を50%以上(乳がん検診、
大腸がん検診など)とすることを目標としています。一方で、このがん検診受診率は
都道府県によっても大きな格差が出ているのが現状です。ご自分の住んでいる地域の
がん検診受診率の現状を知っていただき、アドボカシー活動に役立ててください。
 
>>都道府県のがん検診受診率
http://ganseisaku.net/gap/data/gan/prefectures/kenshin/stomach/


●がん対策関連情報

>>平成23年度 がん対策に向けた提案書~みんなで作るがん政策~
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=150573

>>しまねのがん対策(島根県、4月12日更新)
http://www.shimane-gan.jp/index.html


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[5]がん対策ニュース

>>喫煙やめたい人集まれ!神奈川県が「卒煙塾」開設〔産経新聞、4月15日〕  
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100415/kng1004152109001-n1.htm

>>がん診療情報地域医と共有 7月から試行〔読売新聞、4月13日〕 
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20100413-OYT8T01400.htm

>>拠点病院制度の抜本改革要請‐長妻厚労相へ提案書〔薬事日報、4月12日〕
http://www.yakuji.co.jp/entry18846.html           

>>国会議員と患者関係者でがん対策勉強会〔医療介護CBニュース、4月12日〕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100412-00000012-cbn-soci

>>がん政策サミットで「マニフェスト案」作成〔医療介護CBニュース、4月12日〕
http://www.excite.co.jp/News/society/20100412/Cabrain_27141.html

>>がん医療拠点病院認めやすく厚労省の対策協が提案〔日本経済新聞、4月10日〕
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2EBE2E69C8DE3E2
E2E6E0E2E3E29180E2E2E2E2;at=ALL

>>がんの悩み打ち明けて 大館市立病院内にサロン〔河北新報、4月5日〕 
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100405t41004.htm

>>職場でのがん検診「実施していない」が61%〔医療介護CBニュース、4月2日〕 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000004-cbn-soci

>>11エリアにがん対策の診療拠点 県がアクションプラン〔中日新聞、4月1日〕
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100401/CK2010040102000024.html

>>がん診療拠点3病院 福岡県が指定通知書交付〔西日本新聞、3月30日〕 
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/162190

>>5年生存率は56.9%/香川県内のがん患者〔四国新聞社、3月28日〕
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20100328000088


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日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センターでは定期的にメール
マガジンを配信しております。
配信の停止をご希望の方は、下記事務局まで、連絡してください。
今後とも当機構の活動へのご支援を何とぞよろしくお願い申し上げます。

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がん政策レター 2010年4月20日号(第15号)

発行所	:日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センター
発行人	:埴岡 健一
編集長	:湯澤 敦子 グレイス

住所	:〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-5-3
Tel	:03-5614-7796
Fax	:03-5614-7795
E-mail:gan_newsletter@healthpolicy-institute.org
Web	:http://ganseisaku.net/
	 http://www.shimin-iryou.org/

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