配信日付:2010年01月12日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ―――――――――――――――――― 2010/1/12(第8号) ■□ がん政策レター □■ 日本医療政策機構 市民医療協議会 ―――――――――――――――――― がん政策情報センター がん政策レターでは、各地の「がん患者アドボケート」による活動やがん対策の好 事例を紹介し、がん医療の“均てん化”を目指します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週のレター■ 2010年最初のレターになります。昨年の創刊以来、隔週配信することができま した。みなさまの温かい支援にお礼申し上げます。今年もみなさまに有用な情報 をタイムリーに提供できるように、一層の努力をしていきたいと思います。引き 続きよろしくお願いいたします。 [1]センター長コラム [2]がん対策レポート [3]インフォメーション [4]がん対策トピックス [5]がん対策ニュース ―――――――――――――――――――― [1]センター長コラム ●がん対策のタウンミーティングに参加してみよう 2010年1月10日、島根県で「がん対策に関するタウンミーティング~みんなで がん対策を考えよう」が開催されました。約100人の方が出席し、たくさんの意見 や提案が出されました。さすがは、しばしばがん対策にもっとも熱心な地域ともい われる島根県だと、意識の高さに感銘を受けました。出席者は、患者さんやご家族 などの患者関係者、がん拠点病院の医師や緩和ケアに従事する診療所医師と看護師 などの医療提供者、県庁や市役所と保健所などの行政担当者、県会議員や市会議員、 大学などの教育関係者・有識者、そしてメディアと、がん対策の推進にかかわる地 元のプレーヤーが一堂にそろっていました。北海道や鹿児島など、県外から来た人 も1割ぐらいおられました。 「島根県出身の佐藤均さん(故人)が海外で使える有効な抗がん剤が日本では使 えないと訴えたことからがん対策に関する認知は進んだが、すぐに薬が使えるよう になったかというと、まだまだではないか」「島根県はとてもがんの専門的な医療 従事者の数が少ない。改善しているとは思えない」といった、患者さんや医療現場 からの切実な意見と、新たに導入すべき対策の提案が多数出されました。こうした 声は、会場で記入用紙によって集められたご意見とともに、3月には厚生労働大臣に 届けられます。そして、今後のがん対策に活かされていくことになります。 このタウンミーティングは、国の審議会である厚生労働省がん対策推進協議会の 提案書取りまとめ委員(提案書取りまとめワーキンググループ)が主催したもので す。今後、広島県(1月17日)、福岡県(1月23日)、新潟県(1月24日)、青森県 (1月31日)、長崎県(2月7日)でも開催されます。他県からも誰でも無料で参加 できます。私は、このワーキンググループの責任者をしておりますので、すべての 会に出席します。ぜひ、みなさんも声を届けにご来場ください。 (センター長 埴岡 健一) ■島根県タウンミーティング(1月10日) >>島根県タウンミーティングのチラシ(下記の1月6日の新着情報を開く) http://www.shimane-gan.jp/ ■広島県タウンミーティング(1月17日開催予定) >>広島県タウンミーティングに関する広島県のお知らせ http://www.pref.hiroshima.lg.jp/gan-net/osirase/osirase20100117.html >>広島県タウンミーティングのチラシ http://www.pref.hiroshima.lg.jp/gan-net/osirase/20100117chirashi.pdf ―――――――――――――――――――― [2]がん対策レポート ●府民へ届け! がん情報サイト研修会レポート 当機構による「地域発:がん対策市民協働プログラム」も支援している大阪が ん医療の向上をめざす会は、2009年12月5日、大阪市内の専門学校で、「府民へ 届け!がん情報サイト研修会」を開催しました。この研修会は、12月末、大阪府 立成人病センターがん予防情報センターと協働で、国が指定したがん診療連携拠 点病院や大阪府が特別に指定したがん診療拠点病院の情報を比較して閲覧できる 患者・家族向けのがん情報サイトのオープンに先立ち、開催されたものです。府 民や医療関係者など約130人以上が参加し、新しいサイトを実体験。患者・家族 から、わかりやすい情報の開示を望む、切実な声があがりました。 >>府民へ届け! がん情報サイト研修会レポート http://ganseisaku.net/impact/gan_coproduction/reports/20100108.html >>「地域発:がん対策市民協働プログラム」大阪プロジェクト http://ganseisaku.net/impact/gan_coproduction/2010/osaka/osaka.html ―――――――――――――――――――― [3]インフォメーション ●2010年「地域発:がん対策市民協働プログラム」選考講評を公開しました 2010年「地域発:がん対策市民協働プログラム」の選考は、外部有識者らで構 成される選考委員会によって行われました。2010年のプロジェクトは、厳正なる 審査の結果、8件のプロジェクトを採択しております(新規4件、2009年からの 継続4件)。 これらプロジェクトの選考方法、選考講評(全体評、採択プロジェクトの個別 評)をご覧ください。 >>地域発:がん対策市民協働プログラムのページ http://ganseisaku.net/impact/gan_coproduction/about.html ―――――――――――――――――――― [4]がん対策トピックス ●関東、中部地方16県の「市区町村別のがん検診受診率」を掲載しました 国のがん検診受診率の達成目標は50%とされています。がん政策情報センター では、各県の最大値と最小値の間を5段階に分け、色で評価して示しています。 県内の市区町村の間にある検診受診率の格差を知って、アドボカシー活動に 役立ててください。 >>市区町村別のがん検診受診率 http://ganseisaku.net/gap/data/gan/cities/ ―――――――――――――――――――― [5]がん対策ニュース >>がん登録 広島県の歴史と課題(朝日新聞、1月7日) http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001001070003 >>福井で建設進む陽子線がん治療施設 (中日新聞、1月7日) http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100107/CK2010010702000006.html >>子宮頸がん ワクチン接種で増加止めよう(読売新聞、1月7日) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100106-OYT1T01530.htm >>40代の乳がん検診は?(産経新聞、1月5日) http://sankei.jp.msn.com/life/body/100105/bdy1001050814001-n1.htm >>がん治療向上へベトナムを支援 (日本経済新聞、1月5日) http://health.nikkei.co.jp/news/gyo/index.cfm?i=2010010504412h3 >>10日出雲でがん対策タウンミーティング(山陰中央新報、1月5日) http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=517204004 >>「がん対策」予算は79億円増の316億円(医療介護CBニュース、1月4日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100104-00000014-cbn-soci >>名古屋市長:「がん施設」建設へ…損害賠償金無視できず(毎日新聞、1月3日) http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100103k0000m040082000c.html >>緩和ケア病棟を新設 県立多治見病院(中日新聞、12月31日) http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20091231/CK2009123102000010.html >>がん検診の受診呼び掛け 生損保、自治体と連携(共同通信、12月29日) http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122901000342.html >>がん患者の精子保存病院27% 治療後の子づくりに向け(共同通信、12月28日) http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122801000104.html >>がん超早期診断・治療技術研究開発に12億円(医療介護CBニュース、12月28日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091228-00000004-cbn-soci >>早期がん対象に県内統一の地域連携パス 滋賀6拠点病院(京都新聞、12月27日) http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009122700097&genre=O1&area=S00 >>がん患者サロン参加者の発言を紹介 府連絡協が冊子(京都新聞、12月28日) http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009122800061&genre=C4&area=K00 >>がん検診 窓口でPR 県千葉銀など4社と協定(東京新聞、12月27日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20091227/CK2009122702000072.html >>視線は安心・安全、10年度予算案 がん対策、検診手帳を交付(日本経済新聞、12月25日) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091226AT1G2503025122009.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センターでは定期的にメール マガジンを配信しております。 配信の停止をご希望の方は、下記事務局まで、連絡してください。 今後とも当機構の活動へのご支援を何とぞよろしくお願い申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ がん政策レター 2010年1月12日号(第8号) 発行所 :日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センター 発行人 :埴岡 健一 編集長 :湯澤 敦子 グレイス 住所 :〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-5-3 Tel :03-5614-7796 Fax :03-5614-7795 E-mail:gan_newsletter@healthpolicy-institute.org Web :http://ganseisaku.net/ http://www.shimin-iryou.org/ Copyright(c) 2010 日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センター ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●がん政策レターを購読ご希望の方は下記アドレスに連絡ください。 gan_newsletter@healthpolicy-institute.org ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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